子どもの舌がハート型だった。
・子どもの舌の形がハート型
・舌小帯短縮症
・子どもの滑舌が気になる
・切除のデメリット
きっかけは健診で「舌ったらずに将来なる可能性がある」「今は滑舌で気になることはあるか?」と歯医者で言われたことでした。
それまで子どもの舌をまじまじとみたこともなく、滑舌に問題があるとも思っていなかったため混乱しました。
よく見てみると舌をベーッと👅出せていない。舌の裏側の筋が舌にくっついて舌の先がくぼみになっていて逆ハート型に見える。
このような状態を「舌小帯短縮症」(ぜつしょうたい)と言う。
舌小帯短縮症によるデメリット
デメリットは以下の通りです。
哺乳障害・・・乳児期に舌の運動が狭くなることで、うまく吸うことができず哺乳量が不足します。
発音障害・・・「サ行」「タ行」「ラ行」が特に言いにくいそうです。いわゆる舌ったらずという状態で受診するきっかけになる症状で多いのがこれです。
他に食事が遅い、硬いものを食べるのが苦手、歯列不正、不正咬合などがあります。
子どもの滑舌が気になる
おおよそ六歳前後でほぼ全ての発音を完成させているのがこの頃ですが、この年齢で正しい発音ができていない時には舌小帯短縮症を疑ってみましょう。
ラッパ→「ナッパ」
サカナ→「タカナ」などで舌にくっついている筋でうまく舌が動かせていなかったりすることが原因の場合があります。
聞き間違えによる覚え違いも考えられますが、違うことを教えても治らない場合や
「サ行」「タ行」「ラ行」が言いにくそうな場合、一度歯医者に行くことをお勧めします。
切除のデメリットは?
舌小帯短縮症の程度や年齢によりますが、口腔筋機能療法のトレーニングや言語訓練、切除術があります。
現時点で目立った発音の悪さなどはないものの、将来舌ったらずにならないようにと
切除することを決め、総合病院を紹介されました。
今回の場合、もしかしたら病院決めが間違っていたのかもしれません。
予約はするものの、待合室で多くの人が待つ中、小さな4歳の子ども。
総合病院の初診では警戒しながらも口を開けてくれた子ども。
初診はどのような状態か確認程度。そして次回は切除で局部麻酔で行いました。
ただならぬ空気でたくさんの大人たちに押さえつけられ縛られて切除と縫合をしました。これで医者というものがトラウマになってしまいました。
縫合に使う糸も事前に溶ける糸には出来ないか確認するも、無理だと言われ経過観察と抜糸のためにまた病院へ行かなければなりません。
何度か病院へ通って抜糸を試みるも頑なに口は開けませんでした。病院へ連れていくのも暴れて大変でした。ようやく口を開けてみてみると黒い硬い結ばれてる糸が2つ残り、この状態なら放っておけば自然に取れると先生に言われ抜糸せずに終わりました。
小さい子供へは身体への負担も考え全身麻酔はせず局部麻酔で行う病院も多いと思います。しかしながら病院や医者へのトラウマはそう簡単には消えません。
予約しても時間枠が決まっており15分程度で何も処置や観察もできず終わり、会計だけ済ませることもありました。
舌小帯短縮症の疑いがある方、お子様をもつ方は、滑舌へのメリットや切除後のメンタル面でのデメリットなどよく考えてから判断することをお勧めします。